Google Earthで見る!大阪の“日本一低い山”天保山とは?実は条件で変わる低山の日本一

Google Earthで見る!大阪の“日本一低い山”天保山とは?実は条件で変わる低山の日本一

「日本一低い山」と聞くと、どんな場所を想像しますか。

実は大阪には、かつて“日本一低い山”として親しまれた有名な山があります。
それが、大阪市港区にある天保山です。

標高は約4.5m。
山というより、公園の中にある小さな盛り上がりのようにも見える場所です。
しかし、この小さな山には、大阪港の歴史と、条件によって変わる「日本一低い山」の面白さが詰まっています。

大阪市港区にある“低すぎる山”天保山。実は「日本一低い山」は条件によって変わります。

まずはショート動画でチェック

まずはショート動画で、天保山の意外なポイントをサクッとご覧ください。
Google Earthで大阪港周辺をたどりながら、
かつて“日本一低い山”として親しまれた天保山を紹介しています。

大阪にある“日本一低い山”とは?

大阪市港区の天保山公園には、標高約4.5mの天保山があります。

ぱっと見ただけでは、普通の山というより、
公園の中にある小さな丘のようにも見えます。
しかし、天保山は地元ではよく知られた存在であり、
かつては「日本一低い山」として親しまれてきました。

ただし、現在「日本一低い山」として紹介されることが多いのは、
宮城県仙台市の日和山です。
日和山は東日本大震災の津波によって削られ、標高3mとなったことで、
再び日本一低い山として紹介されるようになりました。

では、天保山にはもう“日本一”は残っていないのでしょうか。
実は、そうではありません。

天保山は、現在も「二等三角点のある山としては日本一低い山」として紹介されています。

天保山は大阪市港区の天保山公園にある、標高約4.5mの山です。

天保山のポイント

  • 大阪市港区・天保山公園にある
  • 標高は約4.5m
  • かつて「日本一低い山」として親しまれた
  • 現在も「二等三角点のある山」としては日本一低い
  • 海遊館や天保山大観覧車の近くにあり、観光と相性がよい

天保山はどこにある?

天保山があるのは、大阪市港区の築港エリアです。
周辺には、大阪を代表する観光スポットが集まっています。

  • 海遊館
  • 天保山マーケットプレース
  • 天保山大観覧車
  • 大阪港
  • 中央突堤
  • 赤レンガ倉庫周辺

海遊館や大観覧車に行ったことがある人でも、
すぐ近くに「かつて日本一低い山」と呼ばれていた場所があることを知らない人は多いかもしれません。

Google Earthで天保山を見てみる

天保山は、Google Earthとの相性もとてもよい場所です。
日本全体から関西地方へ、大阪府へ、大阪湾へ。
そこから大阪港・築港エリアへとズームしていくと、
都市と港がつながる場所に天保山があることがよくわかります。

https://youtube.com/shorts/TUkhS1Q3h9s
この流れにすると、天保山が大阪港のすぐ近くにあり、
観光地としても立ち寄りやすい場所にあることが一目で伝わります。

天保山はなぜできたのか?

天保山は、自然にできた山ではありません。

江戸時代の天保2年、1831年ごろ、
安治川の大規模な川ざらえによって出た土砂を積み上げて作られた山とされています。

安治川は、大阪の水運や港の発展にとって重要な川でした。
当時の大阪は「天下の台所」と呼ばれ、物資の流通がとても盛んな都市でした。

船が行き来しやすいように川を整備することは、大阪の経済にとって重要な意味を持っていました。
その川ざらえによって出た土砂が積み上げられ、天保山ができたのです。

天保山は、安治川の川ざらえで出た土砂を積み上げてできた人工の山です。

つまり天保山は、ただ低いだけの山ではありません。
大阪の港町としての歴史を物語る、人工の山なのです。

かつては「浪華の新名所」だった

天保山は、江戸時代には「浪華の新名所」として賑わったとされています。

現在の姿からは少し想像しにくいかもしれませんが、
当時は大阪の新しい名所として多くの人を集める場所でした。

その後、明治時代の築港工事などによって、かつての姿は大きく変わっていきました。
現在の天保山は、標高約4.5mの小さな山です。

しかし、その背景には、江戸時代の土木工事、大阪港の発展、安治川の整備、
そして港町大阪の歴史が重なっています。

「日本一低い山」は条件で変わる

ここが、このテーマの一番面白いところです。

「日本一低い山」といっても、実は条件によって答えが変わります。
たとえば、現在よく「日本一低い山」と紹介されるのは、宮城県仙台市の日和山です。

一方、大阪の天保山は、かつて日本一低い山として親しまれ、
現在も二等三角点のある山としては日本一低いとされています。

また、徳島県徳島市の弁天山は、自然の山として日本一低い山とされています。
さらに、大阪府堺市の蘇鉄山は、一等三角点のある山として日本一低い山として知られています。

そして、秋田県には標高0mの人工築山として知られる大潟富士もあります。
これはかなり特殊な存在なので、一般的な「低い山ランキング」とは別枠で扱うとわかりやすいでしょう。

「日本一低い山」は、条件によって見方が変わります。
山・築山 所在地 標高 日本一の扱い
日和山 宮城県仙台市 3m 現在「日本一低い山」として紹介されることが多い
天保山 大阪市港区 約4.5m かつて日本一低い山。現在は二等三角点のある山として日本一低い
弁天山 徳島県徳島市 6.1m 自然の山として日本一低いとされる
蘇鉄山 大阪府堺市 約6.97m 一等三角点のある山として日本一低いとされる
大潟富士 秋田県大潟村 0m 標高0mの人工築山。低い山の話題では別枠の珍しい存在

この記事では、天保山を「現在の絶対的な日本一低い山」としてではなく、
かつて日本一低い山として親しまれ、現在も二等三角点のある山としては日本一低い山
という意味で紹介しています。

天保山は観光にも向いている

天保山のよいところは、実際に行きやすいことです。

周辺には、海遊館、天保山マーケットプレース、天保山大観覧車などがあり、
大阪観光のついでに立ち寄りやすい場所です。

天保山は、海遊館や大観覧車とあわせて楽しめる大阪港エリアの名所です。

「かつて日本一低い山に登った」と言えるのも、ちょっとした話のネタになります。
本格的な登山ではありません。
むしろ、あっという間に登れてしまいます。

しかし、その気軽さこそが天保山の魅力です。
低いけれど、歴史がある。
小さいけれど、話したくなる。
それが天保山の面白さです。

まとめ:天保山は“大阪らしい意外な日本一”だった

大阪市港区にある天保山は、標高約4.5mのとても低い山です。

かつては「日本一低い山」として親しまれていましたが、
現在は仙台市の日和山が「日本一低い山」として紹介されることが多くなっています。

それでも、天保山は今も二等三角点のある山としては日本一低い山として知られています。

さらに、天保山は江戸時代の安治川の川ざらえによって生まれた人工の山であり、
大阪港の歴史とも深く関わっています。

低い。けれど、歴史がある。
小さい。けれど、話のネタになる。
そして、大阪観光のついでに立ち寄れる。

天保山は、まさに大阪らしい“意外な日本一”です。

雑学王国では、これからもGoogle Earthでたどる「意外な日本一」を紹介していきます。

参考情報

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